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2017年4月 7日 (金)

【警部補矢部謙三】『警部補 矢部謙三〜人工頭脳vs人工頭毛』完結

『警部補 矢部謙三〜人工頭脳vs人工頭毛』全5話が配信され、テレビドラマで言うところの「最終回」を迎えた。
ということでこの作品について書いていこうと思うのだが、その前に『警部補 矢部謙三』はどんな構造のドラマだったのかをおさらいしてみよう。

ドラマ『トリック』の登場人物である、矢部謙三を主人公に、相棒の秋葉原人をサブキャラにして、テロや組織犯罪と言った、矢部の所属する公安が取り扱うような事件を取り扱うのだが、謎解きをするのは矢部達とは別の『警部補 矢部謙三』オリジナルの人物で、矢部は偶然に助けられて事件を解決する、と言う構造になっている。

そして、『トリック』のスピンオフ作品ということもあって、『トリック』の主人公である山田と上田の存在をほのめかしたり、時にはカメオ出演的に出演することもあった。

今回の「人工頭脳vs人工頭毛」がどうであったかというと、これまで書いたような「構造」を踏襲し、謎解きをするキャラクターとして袴田吉彦さん演じるディープ・マナブと、「人工頭脳」G.Eye.Joe(ゴッド・アイ・ジョー、ジー・アイ・ジョーとも)を登場させ、「闇の行司」を名乗る連続殺人犯と対決するというわけである。

山田と上田の登場こそないが、舞台となる赤石温泉の「加津羅田楼」(読み方は、御察しの通り)には、山田と上田が訪れた痕跡があったり、警視総監室には山田の母親、山田里見が残した書が残されていたり、石原刑事(矢部の初代相棒)や菊池参事官の名前が言及されたりと、「堤監督よりもトリックを知る男」と呼ばれている(かどうかは知らない)木村ひさし監督によるトリックへのリスペクト演出がある。
また、なぜか『仮面ライダー』シリーズの「ライダー」役を演じた役者が登場人物として出演するというお約束もそのままである。

肝心の謎解きの方は、崖崩れによって孤島状態になった旅館で、次々に人が殺されていくが、殺されたとされる人は○○○いて、犯人は残った○○だった、という、大ミステリー作家の孤島で次々と人が殺される作品や、雪のなかで止まった列車の中で殺人事件が起こる作品を思い出した。おっと、ネタバレしてしまった。
まぁ、15分×5本の小作品だし、基本的に小ネタを楽しんだり謎解きに突っ込みを入れたりして、楽しむものだろう。

しかし、auビデオパスとテレ朝動画限定配信というのは、非常にもったいない。動画配信サービスの「囲い込み」ということもあるのだろうが、この作品に限らず、「○○限定配信」のドラマが増えてきたのはもどかしい。

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