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2017年2月28日 (火)

【妄想劇場】裏SPEC・未詳ができるまで(その2)

これは、ドラマ『SPEC』で、未詳(未詳事件特別対策係)ができるまでを個人的に妄想したものである。
したがって、TBSの公式設定とは一切関係ないので、あしからず。

【2009年3月某日・警視庁地下31.5階】
倉庫の一角が片付けられたまっさらなスペース。
柴田「野々村係長代理待遇(※1)、このようなところにお呼び立てして申し訳ありません」
野々村「柴田参事官(※2)、ここは…緊急物資倉庫の一角を片付けたのかね」
柴田「ここが、四月から新しい組織になります。(トートバッグの中をゴソゴソする柴田。1冊のファイルを取り出す)これです」
表紙に「警視庁公安部 平成21年4月組織改正(案)」と書かれている。野々村に手渡す柴田。
柴田「中を見てください」
野々村、ファイルを開ける。ある部分がマーカーで囲まれている。そこを読む野々村。
野々村「公安第五課(新設)第一特務事項係、第二特務事項係……未詳事件特別対策係(※3)」
柴田「その、未詳事件特別対策係です」
野々村「未詳事件特別対策係。証拠がほとんどなくまた目撃証言もほとんどなく、また、目撃証言もほとんど無いプロによるとされる事件や、国や政治、宗教団体がらみの不可解な事件などを公安ならではの国内外様々な枠組みを乗り越えての機動力を生かして解決することを任務とする(※4)…というのは建前なんだね?」
柴田「法務省の動き(※5)から、未解決事件の捜査強化ということにするように指示されまして。警視庁内部には、宇宙人とか超能力といった、まあ、訳のわからない通報の受付窓口、というのが本音だと噂を流しておきます」
野々村「でも、その、み…」
柴田「未詳事件特別対策係」
野々村「と、僕がどう関係するわけ?」
柴田「近々公安部長から正式に内示が出る(※6)と思いますが、未詳事件特別対策係、略して未詳の係長になっていただきたいのです」
野々村「えー、僕、嘱託だし、係長といったら正規職員がなるものじゃないかな」
柴田「未詳のカモフラージュで特務事項係をたくさん作るために、肝心の未詳の係長ポストを確保できなかったんです(※7)」
野々村「もう、柴田くん、何やってるんだね」
柴田「いずれにせよ、SPECのことを知っている人間に、未詳を任せたかったのです。そしてそれは、野々村さんをおいてほかありません」
野々村「柴田くんにそう言われたら、断れんよ」
柴田「もう一つ、お願いしたいことがあります」
野々村「何かね?」
柴田「未詳には、当麻紗綾が係員として配属されます。そして、来年の10月1日付で、係員が増員されます。そのもう一人の係員を、警視庁の警察官のなかから、野々村さんに選んでほしいのです」
野々村「分かった」

2009年4月1日 警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係設置(※8)野々村光太郎着任
2009年12月1日 同係に当麻紗綾着任(※9)
(続く)

注釈
※1 繰り返しになるが、『SPEC〜結〜爻ノ篇』のパンフレットに、未詳が設置されるまでの間、「嘱託で弐係長代理待遇で働いていた」とある。
※2 『SPEC公式解体新書』15ページにある「S氏」(役職は参事官、階級は警視正)が柴田純のことであると思われる。
※3 『SPEC全記録集』234ページ、「公安部公安第五課」の項に、同課について「複数の特務事項係と未詳事件特別対策係があり、公安部特務事項担当S氏(役職は参事官、階級は警視正)が公安第五課の課長を兼任している」とある。「S氏」は柴田純のことであると思われる。
※4 『SPEC公式解体新書』14ページから15ページにかけての記載を役人用語風にアレンジした。
※5 『SPEC公式解体新書』14ページには時効撤廃に向けた対策ということになっているが、法務省が「凶悪・ 重大犯罪の公訴時効の在り方に関する省内勉強会」を設立したのは2009年1月のことであり、未詳設立の動きがあったとしたらその前だと思われるため、先に未詳設立があって後付けで設置理由ができたと考えた。
※6 『SPEC〜零〜』で野々村が「お偉いさんに突然呼ばれて」と言う場面。
※7 警視庁の警察官の定員は、「警視庁の設置に関する条例」に定めがある。そのため、新しい組織を作り、人を配置する場合、条例を改正するか、他の組織の定員を減らし、そこから確保する必要がある。嘱託である野々村は、この「定員」には含まれない。余談ではあるが、『SPEC』に登場する警視庁公安零課のメンバーも、同じように「定員」には含まれず、ギャラ(津田が瀬文に言った表現)も人件費と別枠の、いわゆる機密費あたりから出ていて、公務員ではないのだと思われる。瀬文が公安零課に入ったとき辞職扱いになったのは、そのためであろう。
※8 『SPEC〜結〜爻ノ篇』のパンフレットによる。
※9 『SPEC〜零〜』より。未詳設置から8ヶ月のブランクがあり、その間野々村が何をしていたのかは不明。

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