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2016年1月23日 (土)

【あさが来た】白岡あさは広岡浅子ではありません

大好評の『あさが来た』
今回は、「ドラマのヒロインは『白岡あさ』であって、『広岡浅子』ではない」ということを書く。
「当たり前じゃないか」という人もいるかもしれないし、「何を言っているのだ」という人もいるだろう。

以前に「このドラマはフィクションです」という記事に書いたとおり、朝ドラにおいてはモデルとなった登場人物が実名で登場する場合、「このドラマはフィクションです」という注意書きが表示される。そのため、現実には「広岡浅子」だが「白岡あさ」という名前で登場させている『あさが来た』においては、表示されない。
この、「このドラマはフィクションです」という文言は、実名で登場することで、視聴者が現実に起こった出来事をドラマのストーリーを投影してしまうことを配慮していると思われる。
逆に、この文言が存在しないドラマでは、モデルとなった人物を据えながらも、作品によって史実への距離が違って来ている。

この『あさが来た』は、実在の人物をモデルとした朝ドラの中でも、現実(「広岡浅子」)に寄り添うことよりもドラマとしての面白さ(「白岡あさ」)を優先させてきたような感じがあったが、ここに来てそれが決定的になったと思う。

それは、実在の広岡浅子の関連人物に関する年表をまとめると一目瞭然である。

嘉永2年(1849年) 広岡浅子、生まれる
明治5年(1872年) 広岡浅子の姉、春が亡くなる
明治9年(1876年) 広岡浅子の長女、亀子が生まれる
明治14年(1881年) 開拓使官有物払い下げ事件(明治十四年の政変)
明治17年(1884年)ごろ 広岡浅子、潤野炭鉱経営に乗り出す
明治18年(1885年) 五代友厚、亡くなる
明治21年(1888年) 広岡浅子、加島銀行設立
明治32年(1899年) 潤野炭鉱、国に買収される

ドラマとは、エピソードの順番に大きな違いがあることがわかるだろう。
それ以上に決定的な違いは、白岡あさの姉、はつのモデルであると思われた、大眉(三井)春は、明治5年に25歳で亡くなっているが、ドラマでは、その後も登場しつづける。こうしてみると、「はつ」が史実とは大きく違った形で描かれることになることは、かなり早い段階で決まっていたこともわかる。

以前書いた記事では、「はつの早死にが物語の一つの『転機』となってあさが実業家の道を突き進む」展開を予想し、宮﨑あおいさんの早期の退場を危惧していたわけだが、その予想が外れたことは嬉しい。

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