« 【あまちゃん再検証】第13週予告ナレーション検証【第72回】 | トップページ | 【あまちゃん再検証】第14週の回跨ぎ編集 »

2015年7月10日 (金)

【あまちゃん】「あまロスのやつら」は目を覚ませ

世間的には、『あまちゃん』は、終わってしまった、過去の、時代遅れなコンテンツなのだということを、わたしも含めて『あまちゃん』のファンは自覚すべきである。

「日経Bizアカデミー BIZCOLLEGE」に、「あまちゃん」の二の舞いリスクは避けよ、観光立国・日本の「落し穴」というコラムが掲載された。

その中で言及されているが、2013年の『あまちゃん』ブームで久慈市の観光入込客数は従来の2倍と推定されている。しかし、今では、「かつての賑わいはなく、このままだと「あまちゃん」放映以前の静かでさびれた漁村に戻っていく」と言われている。
すでに、あまちゃんの舞台、久慈市は、かつての賑わいを失い、さびれた町になっているのである。

そんな中、久慈市をしつこく訪れているのが、宮藤官九郎氏が「週刊文春」のコラムで言及したところの、「あまロスのやつら」である。
彼らは、久慈市を訪れるついでと称して、宮藤官九郎氏の実家の文房具屋を訪れているという。岩手沿岸から宮城内陸まで移動して。そして、人のいい宮藤氏の御母堂は、店休日にも関わらず店を開けざるを得ない事態になっているという。そんな御母堂につけ込んで、宮藤氏の色紙を頼むなど、やりたい放題である。

「あまロスのやつら」のやりたい放題は、宮城県に限ったことではなく、現地久慈市にも及んでいる。
岩手県も税金を投入した事業であるようだが、ロケ地に、イラストレーターが書いたイラストが描かれた看板を設置する運動に関わっているらしい。

正直、意味不明である。

ロケ地というのは、その場所に行ったとき、ドラマと同じような風景が眺められるからこそロケ地なのである。
撮影時、「イラストが描かれた看板」なんていうものは存在しなかったのである。
「あまロスのやつら」は、貴重なロケ地を破壊したのだ。

152万円もかけた看板ではあるが、できれば今すぐ撤去してほしい

前述の日経Bizアカデミーのコラムに戻るが、「『イベント主義』ベースの観光開発には、どうしても演出者の「作為」が背後に隠され、それが時間経過で顕現化してくるのです。」と述べられている。イラスト看板は、まさに演出者の「作為」に他ならず、時間経過、どころか、今この瞬間に顕現化していると言える。そうなると、「人々の心情はあっという間に離れていってしまう」と結論づけられている。

このように、『あまちゃん』のコンテンツの風化は、時間の流れだけでなく、一部の「作為的」な人々のせいで「あまちゃんに触れることはダサイ」という雰囲気を醸成することになるだろう。

|

« 【あまちゃん再検証】第13週予告ナレーション検証【第72回】 | トップページ | 【あまちゃん再検証】第14週の回跨ぎ編集 »

あまちゃん」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/155300/61953047

この記事へのトラックバック一覧です: 【あまちゃん】「あまロスのやつら」は目を覚ませ:

« 【あまちゃん再検証】第13週予告ナレーション検証【第72回】 | トップページ | 【あまちゃん再検証】第14週の回跨ぎ編集 »