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2015年4月18日 (土)

【ヤメゴク】第壱話 小ネタ、突っ込み、深読み(ねたばれ)

さて、「おいおい」である。
『SPEC』の時は、小ネタと突っ込みであったが、『ヤメゴク』は突っ込みがいらないから深読みをしようかと思ったが、やっぱりよく見ていると、突っ込みどころもあった(笑)

いきなり桜吹雪からスタート ヤクザ=桜吹雪、なのか、警視庁=桜吹雪、なのか。
『ケイゾク』や『SPEC』と違う角度からの警視庁
倉持事務所に乗り込む麦秋と鈴木。玄関には監視カメラ。玄関のベルを連打する麦秋。
麦秋「ふざけてはいません」離脱承諾書 平成27年4月1日
倉持「離脱、承諾書?」
麦秋「倉持さん、こちらに」ここで初めて麦秋の顔が映る。
麦秋「一筆頂戴いたします」

一方組対五課の刑事(葉月)の覚醒剤取り締まりに付き合う組対四課の三ヶ島「おーいパソコンから手え話せ。ガラケースマホも禁止やで」
葉月「こちらは特別ゲスト、組対四課のヤクザ担当」
葉月「九瀬組のみんな注目。これがブルーになったら覚醒剤だ」と試薬に入れると真っ青になる。
三ヶ島「めちゃくちゃ真っ青やんけ」乱闘には参加しない三ヶ島

倉持「組長じゃねえや、親父って呼ばれてるんだ」
承諾書を破る若頭?。麦秋「破っても無駄ですよ。たくさんありますから」また破る若頭。鈴木「何枚も書きました」またでてくる承諾書。また破る若頭。
「おい、女だと思っていい加減にしろよ」と麦秋の手を掴む組員。「よかったです、先に手を出していただけて」組員を吹っ飛ばす麦秋。片足立ちになった時ズロースが「キラーン」と見える(笑)
麦秋「公務執行妨害で逮捕致します」公安名物転び公妨を思い出す。
麦秋「その場合、使用者責任として親分さんも逮捕することになりますがよろしいですね?」というが、「使用者責任」とは民法上の用語で、刑法の公務執行妨害罪は「暴行又は脅迫を加えた者」本人にしか成立しないのだが。
ヤクザを指差す時「シュッ」と言っている麦秋
何度も「シュ」っと言うと「シュシュシュシュシュ」ポニーテールと?

覚醒剤のの取り締まり現場から一人逃げる男。三ヶ島「おい、逃げたよ、おい!俺かい」と追っていく。三ヶ島「待て、男!」「男!男、男!」

ボコボコにされたヤクザたち。カラスが飛び去る。スロー再生でカラスの足の本数を数えてしまう(笑)
全員を倒したところで、鈴木を殴り飛ばす麦秋。あとで出る筋書きのため。
「荒川中央署 ヤクザ担当の水原だ!」この時点では本庁じゃない。
麦秋「この方は、私が担当している暴力団離脱者です」
水原「そいつが組抜けしようとしたらこいつらから手え出したからこうなったって筋書きか」
麦秋「すごいですね、エスパーですか。よくわかりましたね」
水原「毎度毎度同じ手使われりゃわかるわ(聞き取り不能)こいつ(鈴木)が一人でこんだけの人数やったってのか」
水原にヤクザを逮捕させる麦秋。水原「こんなふうにしたてめえを逮捕してえよ」

「待て、男」と男を追いかける三ヶ島。「すぐにみんなくるからな、また囲まれてジ・エンドや(しかし誰もこない)て誰もおらんやないかい」
男(藤田)「相変わらず、いざとなるとヘタレだな」と言われる三ヶ島。女房と子供に逃げられた過去が蘇る。固まる三ヶ島。男を取り逃がしてしまう。

水原「承諾書は矯正できねえ」倉持「お嬢さんこっちも面子があんだよ」麦秋「ではそのくだらねえ面子を潰させていただきます」なにか囁く麦秋。
♪BGM〜21century Schizoid Man〜(カバーバージョン)
麦秋「一筆頂戴いたします」倉持が離脱承諾書に署名する。
水原に「何言った」と聞かれ、なにか囁く麦秋。
水原「てめえ、それが本当なら、俺が摘発するぞ」
麦秋「私はヤクザとは取引しません。どうぞ摘発してください」
水原「こりゃ、おめえらの仕事じゃねえ。俺たちマル暴のデカの仕事だ」
麦秋「ですから今、マル暴の刑事を一人、我が部署にくださいと上に交渉中です」
水原「電話番してろ」と捨て台詞

三ヶ島のナレーション「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律を知ってるか?通称、『暴力団対策法』または『暴対法』は平成4年3月に施行された。それに伴い、暴力団を抜ける人をサポートすべく『暴力団離脱者相談電話』が全国の警察に開設された。『暴力団離脱者相談電話』通称…『足抜けコール』と呼ばれる」ナレーションにそって警視庁の外観のアップが外から見た「暴力団離脱者相談電話室」に近づいていく。
いきなり着ぐるみに入ってる東条。

【タイトルバック】

7年前、麦秋、制服姿。飛び跳ねながら、麩菓子(ナスカ製菓 大麩豪 カルシウム大入)を食べる。お菓子で制服を汚してしまう。カメラを用意している麦秋の父、正。「大麩豪」を作っている会社に勤務しているらしい。さくら(麦秋の一番下の妹)お祝いのケーキを取りに行っている。
正「警察官になった麦秋はお父さんの誇りだ」と麦秋の写真を撮る。
現在。夜中の「足抜けコール」に一人麦秋。涙が流れる。「大麩豪」を食べる。
鈴木、「植松建設」に採用される。何十件も採用を断られた。
鈴木「バクさんへの御恩は一生忘れやせん」
麦秋「忘れてください。警察のことも、ヤクザのことも忘れ、ただまっとうなシノギを一心不乱にして、そうしてあなたはやっと、カタギになっていくんです」これからの決まり文句っぽい。

麦秋が「寝床」にしている資料庫から出てくる。
石山室長と東条が出勤してくる。石山、あずき色のジャージをきたメガネをかけたツインテールの女性とすれ違い、思わず目をやる。中の人ネタ
東条「あのさ、いつも言ってるけど、最初から協力企業に行ってれば2週間もかからなかったんじゃない?」
パソコンで東京都公安委員会の告示を調べている麦秋。画面に出ているのは公安委員会に関する告示だけじゃないけどね。OFFで、東条「室長、今朝も富士そば寄ってきたんですか?」石山「いやいやいや、寄ってないよ。吉そばに寄ったけどね」東条「へえ、富士そばじゃダメなんですか?」石山「吉そばじゃダメなの?」
麦秋「早く来い」

問題の告示を発見する麦秋
(解読できるところだけ)

東京都広報 平成27年4月8日 水曜日 号外
発行人 東京都 東京都千代田区霞ヶ関2丁目1番1号 ←なんで?発行人「東京都」なのに東京都庁の住所じゃないんだ?
目次

公安委員会告示
◯暴力団排除条例に基づく勧告に従わなかったものの公表…1

公安委員会告示

東京都公安委員会告示第258号
 暴力団排除条例(平成23年東京都条例35条)第24条並びに第25条の規定による勧告を受けた者が当該勧告に従わなかったので、同条例第29条第1項第2号の規定により、次のとおり公示する。
  平成27年4月8日

東京都公安委員会
委員長 日田 陸雄

1 勧告に従わなかった法人の名称
 東京都多摩農商業協同組合
2 代表者の氏名
 勝浦 清隆
3主たる事務所の所在地
 東京都羽田村市羽田北一丁目5番11号
4 公表の原因となる事実
 東京都多摩農商業協同組合は、平成26年12月12日、その業務に関する紛争の解決又は鎮圧の対象として、指定暴力団稲留組の暴力団員に対し、現金80万円の財産上の利益を供与したことにより、暴力団排除条例第24条の規定による勧告を受けた者であるが、当該勧告に従わず、平成27年1月27日頃から平成27年3月16日頃までの間、指定暴力団稲留組の暴力団員に対し、現金350万円の財産上の利益を供与したもの

1 勧告に従わなかった法人の名称
 株式会社 申川土木
2 代表者の氏名
 申川 真起夫
3 実質代表者の氏名
 倉持 省吾
4 主たる事務所の所在地
 東京都荒川区西日暮里3丁目3番28号
5 公表の原因となる事実
株式会社 申川土木は、平成7年5月12日より、指定暴力団倉持一家という身分を隠し、公共事業を行っていたことにより、暴力団排除条例第25条の規定による勧告を受けた者であるが、当該勧告に従わず、平成23年10月1日頃から平成27年4月1日頃までの間、指定暴力団ということを隠し、公共事業を行っていたもの

そこに、三ヶ島がやってくる。「失礼するで〜」
石山「あっ、組対四課から来た刑事さん?」
「三ヶ島や」
東条「バクちゃんの言ったとおりになりましたね」
三ヶ島「けど一つ、き…(ぶら下がっている蛍光灯に頭をぶつける)聞きたいのが…一つ聞きたいんやけど」
石山「あー私が室長の石山です」
東条「はくぶん」
三ヶ島「せやなくて」
東条、羊のぬいぐるみ(着ぐるみ?)に駆け寄って「あっ、これは足抜けコールの非公認ゆるキャラ、ヤメーたん」
三ヶ島「せやなくて」
東条「何で三ない運動なのに4つあるのか。暴力団を…」

暴力団追放三ない運動+1
一、暴力団を利用しない
一、暴力団を恐れない
一、暴力団に金を出さない
一、暴力団と交際しない
以上
警視庁

三ヶ島「せやなくてや、お前、ここ電話相談室やろ」
石山「そう。暴力団を抜けたい人向けのコールセンター」
三ヶ島「コールセンターにこういう女の子(麦秋のこと)がおんのはようわかるわ。せやけど何で俺みたいなデカが配属されんねんちゅうこっちゃ」
石山「それが私たちにもさっぱり」
と、電話がかかってくる。電話を取る石山
東条「三ヶ島さんの席はバクちゃんの隣です」
三ヶ島「バクちゃん?またゆるキャラかい」
警察手帳を三ヶ島に見せる麦秋「永光(ながみつ)麦秋です。お待ちしていました」ちなみに巡査部長。
三ヶ島「季節外れの名前やな。あっ、バクちゃん、って夢食らうんかい。なんで喪服やねん」
石山「お名前は?クラモチショウゴさん。どんな字書きます?はい高倉健のクラ、カバン持ちのモチ、反省のセイ、吾輩は猫であるのワガ、どんな字書きましたっけ?はい、山田吾一の
ゴ!」(三ヶ島「それそれや」)すごい殴り書きの「倉持省吾」ちなみに、山田吾一のゴ、というネタは、『トリック』でも出てきた。
麦秋「やっときた」

石山「倉持さん、あなた経理を任されてるとか結構上の立場の人ですか」
永光「一番上です」

関東貴船組の組織図(ハードディスクに低画質で録画したら字が潰れてしまったが公式サイトに組織図が載ったので補完)

関東貴船組 組長 橘 勲 関東貴船組 2402人 本部 240人 赤坂
 舎弟 倉持一家 倉持 省吾 98人 荒川
 舎弟 四阿会 寺澤 岳大 四阿会 317人 本部 137人 伊勢崎
  蓼科一家 大久保 呈仁 本部 87人 藤沢
  大室組 鳥飼 司 本部 93人 蒲田
 顧問 赤城会 石川 道三 赤城会 283人 本部 122人 栃木
  有珠興業 有珠 晶 本部 70人 船橋
  高原組 能木 義彦 本部 91人 新宿
……………………………………………………………………………………
 総本部長 浅間組 入間 黄明 浅間組 318人 本部 143人 松戸
  宝永会 宝永 保 本部 82人 前橋
  金時会 脇 聡 本部 94人 宇都宮
 若頭補佐 白根会 白根 時生 白根会 201人 本部 113人 大宮
  妙高組 周防 貴明 本部 88人 土浦
 若頭 水千組 水田 千一 水千組 432人 本部 174人 池袋
  鳴子組 遠山 亘 本部 73人 木更津
  吾妻組 昇 明生 本部 89人 横須賀
  榛名組 大政 雪路 本部 96人 板橋
 若頭補佐 武尊組 青峰 亨 武尊組 219人 本部 129人 取手
  斑尾組 寺門 宣 本部 90人 川口
 統括委員長 皇海連合会 橋羽 良知 連合会 293人 本部 125人 取手
  守門会 神木 春樹 本部 76人 春日部
  旭組 臼田 憲広 本部 92人 常総

佐野に案内されてやってくる倉持。佐野「よく存じております。終戦直後からのまじめなヤクザさま」
麦秋を見ると、態度が変わる倉持「うわーっ!このアマ、話が違うじゃねえか。このアマだましやがったんだ俺を。鈴木の離脱承諾書を書かなきゃ摘発するって」
石山「摘発?」
麦秋「はい、倉持さんがご友人の申川(さるかわ)さんの名を使いこのような会社をしているのを摘発すると」
三ヶ島「申川土木?ヤクザがやっとる会社ゆうことをカタギの名前使って隠しとったんか」
石山「隠さないと公共事業できないからねえ」
佐野「おん組のシノギは土木一筋ですからさぞやお困りになったことでございましょう」
倉持「それをこのアマ、公安委員会にチンコロしやがった。約束破って」チンコロ【告げ口】
麦秋「約束はしていません。離脱承諾書にサインをいただけなければ、あなたの会社を摘発すると言ったんです」
倉持「だからサインしたのじゃ」
麦秋「サインすれば摘発しないとは言っていません」
倉持「何じゃそりゃあ!」確かに何じゃそりゃあ!だ。
三ヶ島「警視庁で暴れんなよお前。豚箱までエレベーターでつながっとるんやで」(後で出てくる)

倉持「ケジメっていうのはなぁ、ここ(胸を叩く)の問題なんだよ。許されるかどうかじゃねえ。てめえでてめえに終止符を打てるか。覚悟はできてるか。そういう問題なんだよ」
麦秋「まあ、ここの問題なんだよ、からは何を言ってるのか理解不能でしたが
三ヶ島「一番大事なところやお前」
麦秋「足抜けをする覚悟は、なんとなくわかりました(三ヶ島「なんとなくて」)それでは、倉持一家の倉持さん(石山室長を見る麦秋)」
石山「ああ、ご一緒に。せーの」
石山・東条・麦秋「あなたの足抜け、お引き受け致します」
佐野「イヨーッ」ヴィブラスラップ(教えていただきました。感謝!)を鳴らす。
離脱願いの見本を見せる東条。
「警視庁組織犯罪対策部 部長 警察太郎 殿 私、 役座一郎 は、このたび、平成◯◯年□□月××日をもって、 暴力団・◯◯系△△組 から離脱したく、ここにお願い申し上げます。 ◯◯系△△組  役座一郎 (印)」←こういうのってアンダーラインのところに穴埋めしていくんだと思ったら、あとででてきた離脱願いは全部手書きだった。
麦秋「三ヶ島刑事は、貴船組から足抜けの承諾書をもらってきてください」
三ヶ島「貴船組がそんなもん簡単にくれるはずないやろ」
石山「まあ一応、決まりだから。最初だから(東条)剣ちゃん一緒に行ってあげて」
本当は足抜けの承諾書をもらうところからは足抜けコールの仕事ではないという。足抜けの事情を電話で聞いて意思確認するまで。その後暴追センター(暴力団追放運動推進都民センター)が就職を斡旋する。
三ヶ島(佐野に)「自分、暴追センターの人やったんか」
佐野「わたくし、暴追アドバイザーの佐野直道と申します」
三ヶ島「暴追アドバイザーって警察のOBや思っとったが、自分みたいに若いもんもおんのやな」意味ありげな表情の佐野。何かの伏線か?

佐野「バクちゃんさん」
三ヶ島「さん」はいらんやろ
佐野「わたくしどもの仕事まで勝手におやりになっちゃうんですよ。でも、ここだけの話、バクちゃんさんがどんなに勝手しても、絶対に処分されないんですよ」
三ヶ島「なんでや?なんであいつだけおとがめなしやねん?」
佐野「え〜っと」東条「う〜んっと」
三ヶ島「なんやねん、お前」
東条「噂なんですけどね」
佐野「ちょっと、おっしゃっちゃう?」
佐野「男と女っていうか、雄しべと雌しべというか、バクちゃんさん、人事のお偉いさんと(小声で)そういう関係になっちゃったんじゃないか」
三ヶ島「肉体関係やろ」
東条「シーッ!」
佐野「その弱みにつけこんでるから処分できないっていうお噂です」
パトカーじゃなくて軽のワンボックスにのる三ヶ島と東条。ナンバープレート89-30だが、提供クレジットが入るとなぜかぼかしがかかる。

三ヶ島と東条、橘のもとを訪れる。副理事長(組織表では「若頭」となっていた)水田、倉持は関東貴船組とはなんの関係ないと言う。

水田「あの、その話長引きます?」
三ヶ島「これからや。まだイントロや」「若頭か八つ頭か知らんけど話にならへんなホンマに」
橘、倉持は無関係だと承諾書を書かない。
橘「ウチはね、こうなっておりますんで」

警察官追放三ない運動
一、警察官を利用しない
一、警察官を恐れない
一、警察官に金を出さない
一、警察官と交際しない
以上
関東貴船組

有留医院にやってくる麦秋、倉持、佐野。
麦秋の妹、永光遥、医院で働いている「あっ、ねえちゃん、ヤダ久しぶり。なんで?どうして?風邪?インフル?もうデング熱?」
麦秋「まだ入れる?」
遥、倉持の指を見て医院の中に入れる。
有留医院の有留章子、麦秋を見ると表情が変わる。
章子「まだ、許してくれないの?」
麦秋「まだですよ、先生。もっと苦しんでください。一生苦しむべきなんです。ヤクザと関わったものは。私がそうであるように」

麦秋「倉持さん、倉持さん」と診察室のドアを開けると、「イテッ」とドア際にいる佐野にぶつかる。
麦秋が倉持に足の指を手に移植する手術を勧めるが、これは俺のケジメだという倉持。
麦秋「カタギになることと、指を詰めることは、矛盾しています」
倉持「理屈じゃねえんだよ。俺はこれで…」
麦秋「カタギの世界は理屈です。指の欠損は就職活動だけでなく、就職した後も更生の大きな妨げに」
本人の同意のないオペはできないと章子。

ここでCMが入るんだが、「オカダさんまさかの敗北」が堤ワールドっぽくて混乱した。

九瀬組の藤田が貴船組に潜伏している。藤田を逃がしたせいで三ヶ島が足抜けコールに飛ばしたことも、貴船組は知っている
三ヶ島の携帯の着メロはチェッカーズの『I Love You, Sayonara』音楽担当も元チェッカーズの武内亨さんだし、チェッカーズと堤監督には古くからの縁がある。

石山室長、瓶に入れた柿ピーを食べている。
麦秋からの電話で倉持の家に行くように言われた三ヶ島。行くと、妻と娘が家出するところ。佐野が行っている。
佐野「今、お嬢様とお家出されるところでございます」
三ヶ島「家出に『お』はいらんやろ」
倉持の娘、香音、友達に自分の父がヤクザだと知られたと告白
麦秋「友達に隠していたのですか」
香音「なんで…なんであたしがこんな目にあわなきゃいけないの」
麦秋「それは…あなたの父親がヤクザだからです」
三ヶ島「やめろお前子供には関係ないやろ」
麦秋「関係ない?親がヤクザでも子供には関係ない、本気でそう思っているのですか?親がヤクザでも、子供の人間関係が壊れることはない、長年の友人や信じていた恋人の心が変わることはない」
三ヶ島「もうええ、もうええ」
麦秋「親がヤクザでも、それで子供がずっと大事にしていた夢が壊れることはないと本気で思っているのですか」
香音「もう嫌」
三ヶ島「もうやめろ」

倉持「今まで随分人を泣かしてきた。それがこうして帰ってくるんだな」
麦秋「いいえ、まだです。まだ、ほとんど帰ってきていません」
就職先を探すという佐野だが、自分でやるという麦秋。麦秋に睨みつけられて言いなりになる佐野。

永光さくら、掛け声をかけてシーツをかける。
頬に手を当てて話す遥。麦秋は母親とは疎遠らしい。父親も死んでいる。
仏壇に手をあわせる麦秋たちの母、由美子。

麦秋、「大麩豪」を持った写真を前に話す。しかしこの写真、父の左右が破かれている
麦秋「お父さんのために警察官でいます。お父さんのためにやくざを減らします。お父さんのために、あの男を…」

倉持、タクシー会社に就職を断られる。「タクシーって接客業なんですよ。運転手が指がないっていうのはちょっと…」
冷凍明太コロッケ。食品扱っているのに、小指がないっていうのは「コロッケに入っちゃったのかと思われますから」名前も「指コ…」
指のない営業職って、名刺出すたびに…

1週間採用なしだった。当直の準備してくるという麦秋。
佐野の三ヶ島へのお茶の入れ方w いきなり顔にあてる。
石山「まただよ。またバクちゃんやってるよ」
佐野「あらー、こんなとこ渡り歩いたって採用されるはずございませんよ」
三ヶ島「ちょちょちょ、どういうこっちゃ」
石山「この一週間、いろんなとこ回ってるけど、この会社どこで見つけてきたの?」
三ヶ島「あの(指差して、麦秋が、と)俺もあの、職安とかで見つけたりしたけど」
石山「どうりで。協力企業が一つもない」
三ヶ島「協力企業?」
佐野「わたくしども、暴追センターに登録されてる会社でございます。暴力団の足抜けにご理解のある会社を集めてございます」
三ヶ島「なんやそれ。何、そんなところあるんか」
東条「これじゃわざと断られるために面接行ってるようなもんですよ」
麦秋「バクちゃん、よくこれやるんだよね」
三ヶ島「何で?なんであの女そんなことすんねん」
佐野「バクちゃんさんが『ヤメゴク』と呼ばれるゆえんですね」
三ヶ島「ヤメゴク?」
石山、『太陽にほえろ!』の石原裕次郎のように、窓際に近づき、ブラインドを開いて、(BGM変わる)「ヤメゴク、それはヤクザをやめさす道を極めた女」
三ヶ島「いやナレーションみたいに言うてるけどその女のおかげでやめさせたヤクザの職がずっと決まらへんのやで」
佐野「まあそのうち、今のナレーションの意味が、お分かりになりますよ」

結局倉持の手術することにした章子「あなたのいいなりになるのはこれで最後ですから」

指の再生、10228円、義指を作るより安いという。
麦秋「では留置施設から毛布借りてきます」
帰り始める足抜けコールの他の面々。三ヶ島が来てから毎晩麦秋が当直。いくらダメっていっても聞かない。
佐野が三ヶ島を資料庫に案内する。
佐野「バクちゃんさんはもはや、ここにずっとお住まいになられています」
・ダンボールハウス
・9着の喪服(フジテレビの『デート』かよ)と1着のコートがかかったパイプハンガー。その後ろには「足抜けコール」のゆるキャラの案が書かれたホワイトボード。
・アイロン台や、お風呂セット(お風呂には入るんだ)

本庁の組対4課に転任した水原。倉持一家の土木会社を摘発した。麦秋は倉持に貸しにするという。麦秋に「俺はてめえに協力したことなんかただの一回もない」

三ヶ島と水原、サシで飲む。麦秋の情報で倉持の会社を公表したのかと水原を問い詰める三ヶ島。暴排条例を使っても1回目は勧告でもう一回違反しないと公表できないはず(しかし上に書いたように倉持のダミー会社は1回勧告を受けている)。麦秋を使うと暴力団の摘発がスムーズにいく。水原「何か大きな力があるんすかね、バクのバックに」三ヶ島「だじゃれかい」

PCをシャットダウンする麦秋。「まる留」のトレーナーを着ている。
ソファーに寝転んでいる三ヶ島
麦秋「お酒の匂いがします」
三ヶ島「そんな飲んどるかい」
麦秋「14.7度のどぶろくですね」
三ヶ島「なんでわかんねん」
麦秋「三ヶ島刑事、帰らないんですか」
三ヶ島「どうせ帰っても独り身や」
麦秋「独身なんですか?意外に賢明ですね」
三ヶ島「ああ?」
麦秋「マル暴の刑事をちゃんとやろうと思うなら家族は持つべきではありません」
三ヶ島「お前に何がわかんねん」
麦秋「そうですか離婚したんですか、奥さん孝行しましたね」

麦秋「電話番をさせるためにあなたに来てもらったわけではありません
三ヶ島「来てもらったって何様やねん、お前は」
麦秋「どうしてもいるなら、30分交代で寝ましょう」
三ヶ島「短すぎるやろお前、保育園の昼寝かお前」
麦秋「では先に寝ます。電話番をお願いします」
三ヶ島「おい待て。お前なんで、倉持を追い込んでるんや。倉持になにか個人的な恨みでもあんのか、え?…ちゃうな。お前にはヤクザ全般に個人的な憎しみがありそうやわ」
麦秋、戻ってきて「大麩豪」を取り出して食べ始める。
三ヶ島「『大麩豪』って…てなんやねん、なんやねんお前、この箱の中からお前個人的な憎しみでも出てくんのかな思ったがなお前。てかお前寝るんやなかったんかい」
麦秋「私たちはこの仕事をするのに税金を使っています」
三ヶ島「突然なんやねんお前は」
麦秋「カタギの大切なお金を使い、ヤクザを足抜けさせ、仕事まであっせんしているのです。それなら、これまで犯してきた極悪非道を全て償わせてから更生させるのが筋です。(三ヶ島「筋?」)でなければ、ヤクザと関わらずに真面目に生きてきたカタギがヤクザの就職に金を出すだけのバカになります。(三ヶ島「バ、バカ?」)しかし、全ての罪を償わせ、今まで泣かせた人たち全員にに頭を下げさせるのは現実的には不可能です」
三ヶ島「せやからお前、足抜けしたヤクザをいたぶってるってわけかい。せやったとしたらお前やり過ぎやわい」
麦秋「それで多少やり過ぎたとしても私を責めるカタギはいるでしょうか。カタギはみんな、どんな手を使ってでもヤクザを懲らしめてほしい、そう思っているはずです」
三ヶ島「そこまでやる必要はないいうとるんや」
麦秋「あなたはヤクザに対し、個人的に何かかばいたい理由がありそうですね」

倉持の手術成功。
三ヶ島「今日ここ行くからな(企業名の入った紙を見せて)暴追センターの協力企業や」
麦秋「私はまだ早いと思いますが」
三ヶ島「なにが早いねん、見たやろお前も。倉持の指。あのおっさんそこまでやったんや。あれ見て何も思えへんのかい」
麦秋「指の再生までする必要ない。三ヶ島刑事はそう言っていたはずですが」
三ヶ島「せやったとしてもや、お前、目の前でピシーッ指つながったの見たらお前嬉しいやろお前。大変な手術が成功したら感動するやろ。それが人間や。ああそこまでやったんやったらなんとかしてでも就職させてやらなあかん。そう思うやろお前。それが人の情け、人情や。ドクターXやお前」
麦秋「まぁ、目の前でピシーッからは何を言っているのか理解不能でしたが」
三ヶ島「こらこらお前」

ホテル支配人、SPECのメロン医師。倉持、フロント勤務に。
三ヶ島「一週間落とされ続けたんがここで一発逆転サヨナラホームラン。ランディ・バースなにいうとんねん。さすが暴追センターの協力企業や」
倉持に腕時計を渡す麦秋。
麦秋「今している腕時計は、捨ててください。ヤクザの時間を刻み続けた時計は捨て、これからは、カタギの時間を刻んでください」
倉持、腕時計をはめる。「大切にする。一生、肌み離さず。バクさん、三ヶ島さん。お二人の御恩は、一生忘れません」
麦秋「忘れてください。警察のことも、ヤクザのことも忘れ、ただまっとうなシノギを一心不乱にして、そうしてあなたはやっと、カタギになっていくんです」
いい気分の三ヶ島に、麦秋「気を抜かないほうがいいと思います。気を抜いたとき、最も弱いところを狙ってくるのがヤクザなんです」

倉持が就職したホテルに、貴船組が来て嫌がらせをしている。
支配人、麦秋の携帯に電話。
麦秋「わかりました。すぐに行きます。私が足抜けを担当した倉持さんですが…」
三ヶ島「今日からホテルで働いてるはずやろ」
麦秋「暴力団が来て嫌がらせをしています」

麦秋「室長は電話番をお願いします」
石山「え〜っ」
麦秋「5人で向かいます。1(麦秋)2(東条)3(三ヶ島)4(隠れている佐野)」
エプロン姿でフライパンを持って何か作っている佐野「えー、わたくしもですか」
三ヶ島「4人やんけ」
麦秋「と、あと1人は決まっています」
水原「なんで俺に決まってんだよ」
麦秋「貸しがあるからです」
水原「何?」
麦秋「とにかく、私の指示通りに動く事。いいですね」
三ヶ島「早うせい、行くで、もうほら、お前いつまで喪服やねんお前は」
エレベーターに「いかのおすし」と書かれたプレートが掲示されている。

有留医院の周りでシュプレヒコール。佐野、東条、水原がホテルへ、麦秋、三ヶ島が医院へ。
有留章子が暴力団に協力して指詰めに協力していたという抗議集団。リーダー格を始めとする「一般市民」を逮捕する麦秋。漫画を読んだ人はわかると思うが、これには仕掛けがある。
 
 
 
さて、『ヤメゴク』最大の謎は、永光麦秋の過去、というか、永光家の過去に何があり、それが麦秋がヤクザを憎む理由とどう関係しているのか、ということだろう。麦秋の父が、亡くなっているが、麦秋が飾っていた父の左右が破かれていた。この破かれていたところに写っていた人物が、父の死に関わっているのではないだろうか。
もう一つ、麦秋の一番下の妹、永光さくらである。7年前、麦秋が就職したお祝いのケーキを買いに行って帰ってこないというシーンがあった。そのあと、永光家でのシーンがあったが、本当は彼女は死んでいて、永光遥と由美子は彼女が生きている芝居をしているのではないか、などというのは考えすぎだろうか。
ちょっと気になる人物は、佐野直道である。三ヶ島が、「暴追アドバイザーって警察のOBや思っとったが、自分みたいに若いもんもおんのやな」と言っていたが、これも実は裏があるのではないかと深読みしてしまう。ずっと足抜けコールに入り浸っていたし、実は彼は、暴追センターの暴追アドバイザーを自称しているだけなのではないか?と思ったがこれも考えすぎか。警視庁に入るにも入館証がいるからね。

さて、第1話なのでなんとも言えないところだが、『ケイゾク』『SPEC』の場合、キャラクターの魅力とか印象的なセリフとか掛け合いの面白さでグイグイ押してきて、ストーリーの矛盾には目を瞑る(私の場合は逆に楽しむ)というところがあったが、『ヤメゴク』の場合いまのところ、ストーリーにおかしいところはあまりない。麦秋の「指の再生までする必要ない。三ヶ島刑事はそう言っていたはずですが」というセリフぐらいであろうか。これは多分、シナリオにはそのセリフがあったのが、放送ではカットされたとかそういう程度のことだろう。逆に、キャラクターの魅力はあまりない。まぁ、永光麦秋というキャラクターは、あえて見ているものの共感を排除することで成り立っているのだろうが。

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